動画は全部で30本ほどあり、悪いと思いつつ私は自分のパソコンにダウンロードした。
明日は会社なので寝ようと布団に入るが興奮がさめやらず、
また起きて次の動画を見るを繰り返して、明け方になってしまった。
文章で書いてもうまく伝わらないので簡単な記述に留めるが、いろんな体位でのハメ撮り(騎乗位が多かった)が、いろいろな場所(自宅、ホテル、1つだけ野外の露天風呂)で撮影されていた。
日付を追うと古いものは、顔が撮影されていなかったり、撮影されていても編集で消されていたが、最近のものはかなりルーズになっており、Aさんの美貌が言い訳できないほど鮮明に映っていた。
その一つに、海外のビーチ沿いのホテルで撮影されたものがあり、開放的な気分になったためか、顔が丸見えでスッポンポンでオナニーをしているものがあった。これには興奮した。
憧れのAさんが、股をおっぴろげて手でマンコを慰めて、最後は痙攣して潮を吹いて逝ってしまう動画だった。
その日は会社を休み、次の日が祝日だったのでAさん宅にパソコンと秋祭りのポスターを持って届けることにした。
玄関前に立つとさずがに緊張したが、Aさんはいつもと変わらぬ笑顔で私を出迎えた。
’先日はごめんね。皆さんビックリしたでしょう。今日の朝退院して戻ってきたところなの。上がって頂戴。’
以前、町内会のメンバーといっしょにAさん宅に上がったことは何回かあるが、一人では初めてだった。
’荷物ありがとう、持ってきてくれて。今お茶を入れるわ。’
Aさんが席を立つと、ほのかに香水のいい匂いがした。
明るく、やさしく接してくれるAさんに対して、
私は他人のパソコンの中の動画を盗み見たことに対して、自己嫌悪に陥ってきた。
'どうしたの?B君(私)。元気ないね’
下を向いている私をAさんは心配そうな顔で見つめていた。
見つめられるだけで、私はドキドキした。
今から思うと、なぜそんな勇気が出たかわからない。素直に謝りたくなり、
私はAさんのパソコンの中の動画をみてしまったこと、そこにはAさんの裸が写っていたことを告げた。
'えっ!、うそでしょ・・・’
’ごめんなさい。’
’やだ、やだ、主人消してなかったの??’
’ほんとうに、ごめんなさい’
Aさんは椅子を座り直したりして、明らかに狼狽していた。
'で、でも、顔は消してあったでしょ?’
私が沈黙していると、
’え~、やだ~、うそでしょ、どうしよう~’
Aさんは、真っ赤な顔になり、両手で顔を覆った。
'あ~、うそでしょ~’
Aさんは、ため息をつきながら、長い間、動揺の言葉を繰り返した。
’B君に見られてしまったということね’
’すみません、我慢できずに・・・ごめんなさい’
'私、すごく恥ずかしい。穴があったら入りたいとはこのことね’
私は、下を向いて謝罪の言葉を繰り返すしかできなかった。
’気持ちの整理がつかないから、今日は帰って。でも、B君を強く攻める気はないから。自宅のPCを町内会でも使ってた私にも落ち度はあるのだから。’
さすがAさんは、できた人だ。
私は、最後にもう一回謝り、Aさん宅を後にした。