寒い季節のある晩のこと、
その日は2人でお出掛け、お洒落なお店で美味しい食事にアルコールも入り、妻もご機嫌です。

先週、今週と少しご無沙汰で、ムラムラしていた私は家に帰るなり、妻をベットに押し倒します。

「いやーーん、お風呂入ってからにしてよーー」と形ばかりの抵抗をしましたが、そう言うわりには舌を入れると積極的に絡め返してきました。

唾液を交換しながら、ブラジャーのホックをはずし、乳房を剥いて、その柔らかさを堪能します。

「ねえっー、お風呂ったばー」
妻はもう1度言いましたが、かまわず乳首を嬲り、市中舐め廻しの刑です。

そして、パンテイに手を差し込むと、そこはすでにどうしょうもなく濡れていました。
指先で蜜壺と化した淫唇を描き回し、敏感な部分を執拗に擦ります。

「ああー、ダメ、そんなしたら逝っちゃう、逝っちゃうよ、ダメー」

ガクガクガク、身体が細かく痙攣しました。
激しい反応です。

「逝っちゃった、逝っちゃったよーー、あなた、あなたー」
私は、それには何も答えず、黙ってその細い腰を掴み、漲る男樹を挿入しました。

めちゃ濡れているせいでしょうか?
ツルンと何事もなかったように簡単に侵入です。

「ああーーーー」と妻が甲高い嬌声をあげています。
なにか切なげな、いつも以上に艶のある喘ぎ声でした。

興奮して半開きになっているアヒル口の唇に気付いた私は唇をこじ開け、舌を捩じ込みました。
すぐに柔らかくて熱い舌先が絡みついてきます。

男樹の先端に纏わりつく、膣内に感触に一気に性感が昂ってきました。

「あっ、大きい、大きくなってきた、出るの、出して、出して」
快感に身を捩る妻の中に私は躊躇なく魂の注入です。

一戦を交え、お風呂も済ました頃、何気なく点けっぱなしにしていたテレビからはLGBTの若い男の子が可愛いアイドルの女の子とタイを旅する番組が流れています。

場面は、ちょうど一風変わったタイマッサージ、その若い男の子が急にタイ人のマッサージ男性からタマタマを触られて大袈裟に絶叫するシーンでした。

「あれ、これやったことあるよ」
「えっ?」

「ほら、これね、睾丸マッサージって言うんだよ」
「ん?、なんで知ってるの??、いつやったの???」

「あれーー、また余計な一言だわ、失言だーー」
「教えて。。。」

「えーーー」
「教えて。。。」

「まっ、いいか、うふふ」

いつものように、わざとなのか?天然なのか?
よく分からない妻の失言からその告白は始まりました。

「前に話した、代官〇のやり部屋に1年通った話のこと覚えてる?」
「うん」

妻は若い頃、NTR(寝取られさん)の彼氏とその仲間たちの性の奴隷、性欲の捌け口になったことがありました。

「NTRさんとの関係もマンネリになってた頃かな?ある時、急に言われたの」
「なにを?」

「睾丸マッサージって知ってる?って」

「は?なにそれ?マッサージするの?玉を?」
「うん、タイマッサージの中にあったのを日本人がアレンジして編み出したマッサージなんだよ」

「それで?」
「習って来てって、あはは」

「やっぱり、あははは」
「で、横浜の怪人さん(仮名)っていう人がいるからって、横浜まで行かされたの」

妻曰く、

元々タイの伝統マッサージの中の一部で、男性が男性にする真面目なマッサージだったのを、この横浜の怪人さん(仮名)がアレンジして日本に広めたんだとか・・・

「横浜の怪人さん」はなんと、元は超大手電機メーカーの重役にして、IT黎明期には革命児とまで呼ばれていたんだそうです。

でも、やっぱり「怪人!」

その頃から、勃起しなくなった財界人たちを、自分の愛人たちの必殺睾丸マッサージで手なずけて、秘密倶楽部のようなものを作って、「暴利を貪ったとかw」

まさに飛行機や新幹線で日本中のお金持ち、それも桁違いの人ばっかりが押し寄せてきて、引退後にそれがなんとお仕事になったらしい。

まあ、半分くらいは趣味なのかもしれませんが・・・

「どんなに地位と名誉とお金があっても、立たないことは男にとって死んだのと同じなんですって、うふふ、あっ、私はお仕事するわけじゃないから、習うだけね、講習」

「でも、習うって、講習って、実物のタマを使ってやるの?」
「そうよ、うふふ」

「MTRさんから聞いてますよー」
明るい声で横浜の怪人さん(仮名)がニコニコしています。

横浜駅近くの広い高級マンションの一室、たくさんのスタッフが、次から次に鳴りっぱなしの電話とパソコンに張り付いています。

この秘密倶楽部、すべて会員制で、全国からオーダーが入ります。
「EDって、こんなに多いんだ・・・って思ったわ」

忙しすぎなのか?
皆、あまり妻に関心を示しません。

妻は横浜の怪人さん(仮名)に質問しました。

「講習って何回くらいするんですか?」
「できるようになるまでです!」

「誰がするんですか?」
「全部、講習は私がします」

「あ、そうなんだ・・・」

という訳で・・・横浜の怪人さん(仮名)の「講習」です。。。。