私は ある大学の医学生だった頃の話である。同郷の先輩が 体育の柔道部にいた。私は その先輩と話す機会が多かった。臨床実習が始まったとき 結構 医学生でも 付属病院のナースに手を出すのがいた。 まわりに なにも 娯楽施設がないので ナースたちは 誰とでもセックスして ストレスを発散したがった。ナースたちも 心得たもので 性行為をして 満足出来ない場合は つぎつぎと乗り換えていくナースもいた。また 同級の医学生でも「けものみち」と呼ばれる 男子生徒がいて どこの病棟でも その獣道と言われている男子学生と 性交渉をもったことがあるナースがいて 教授回診のとき その獣道の男子学生は 交渉をもった ナースたちと 出会わないようにしていた。 大学病院とはいえ そんな 所だった。男子医学生が ナースとセックスしなくなったのは 医療短大ができたので そちらの女子看護学生の方に 乗り換える 男子医学生が多かった。まあ そんな背景があった。 以来 附属病院勤務のナースたちは 柔道部の選手たちに目をつけ 現役の柔道部の部員をわざわざ 看護婦宿舎の自分の部屋に連れ込むのが 多いみたいだった。柔道部の先輩は そのとき 大学院生で在学されていた。その先輩の話では「mくん 看護婦って うちの部員を自分の部屋につれこむのは  いいとして 朝まで むさぼるような セックスをして うちの 部員たちは 最初のうちは 喜ぶが  朝まで セックスをむさぼるので 困っているんだ」 おそらく 柔道部の部員って 性欲の固まりに見えるので ナースは 相手の精液が出なくなるまで セックスをしたがるみたいだった。強烈なストレス発散の手段として ナースたちは 柔道部の部員たちを思っているらしい。それも 自分の部屋でするから ラブホテルみたいに カネがかかることはない。ナースにとっては 柔道部あそびは 性欲の解消につながり お手軽のようだった。 当時は 大学病院のまわりは 何もないところで 今はどうなっているのか 知らない
ちなみに 学生の同棲率は いまでも ナンバー1らしい。 それくらい 周りに 何もない 大学だった。